保守・監視業務

J-DSのもっとも重要な日常業務が、保守・監視業務。
深夜から朝にかけてテレビをよくご覧になっている方は
ご存知だと思いますが、在京民放の放送はほぼ休みなし。
ほぼ24時間365日近く放送は続いていて、全局が一斉に
放送を止める、なんていうことは日曜の朝方、年に数回
ほどあるかどうか・・・・。それだけの長い間、放送に異常
が無いか、異常が出た時にどう対処するか、協力会社の
スタッフと一緒に監視拠点から指示を出したり、自分達
自身で中継局に出向いたり、放送局とも連携をとって
日々この重要なインフラを支えているのです。
補修業務

地デジの放送を支えている設備には日本を代表する様な
有名電機メーカー製の、高信頼・長寿命な装置が使われて
いますが、たとえどんな機械であっても寿命があります。
J-DSでは、こうした設備の寿命を考えながら、定期的な
予防保全のスケジュールを10年以上先の期間まで見据えて
立案、及び各局に提案し、消耗部分のユニット交換や部品
入れ替えを実施することにより、トラブルの起きる可能性
を最小限にとどめています。
更新業務

地上デジタル放送が開始されたのが2003年、その当時に
生まれた方もそろそろ中学卒業、というぐらいの時間が
経っています。普通の電気製品ならもう二回ぐらいは買い
換えられているでしょう。丈夫で長持ち、の地デジ用設備
も「延命に限度あり」ですから、そろそろあちこちで設備
の入れ替えが始まっています。これを業界では「更新」と
言いますが、J-DSは日々の放送を着実に維持すると同時に
こうした大規模な設備の入れ替えのプランニングから工事
までをすべて請け負っています。ごく短い夜中の放送休止
時間の間に、古くなった設備を新しいものに入れ替えます。
視聴者の方々が何も気づかない間に、今後何年にもわたり
安定して放送を送り届けられる環境が整えられています。